つまみ

研究室について

研究室概要

場所=インタフェース+記号

小川克彦教授暮らす場所、働く場所、遊ぶ場所。生活や仕事にはさまざまな場所がある。場所を上手に活用できるように空間や建物、そして情報がデザインされている。空間、建物、情報は、そこに暮らし、働き、遊ぶ人にとってはそれらは場所のインタフェースといえる。

家庭、職場、町、商店街、公園、駅、電車、図書館、ホテル、居酒屋、カラオケ。そこに集まる人びとのコミュニケーションをベースに、便利、安全、秩序、寛ぎ、楽しさなど、その場所を象徴する価値が生まれる。それは場所のインタフェースを介して発見した記号といえる。

場所メディア

人が新たな場所の記号を発見する情報インタフェース。それが場所メディアだ。

浅草・門前仲町・柴又...東京の下町を散歩するのはとても楽しい。でも、湘南台のように駅前にならぶパチスロやコンビニはどこにでもある郊外の風景だ。どこにでもあるそんな風景を見ていると、場所に対する人の感覚がだんだんと鈍ってくる。人と場所のかかわりが希薄になってしまった。

場所メディアによって、希薄になった場所と人のかかわりに新しい価値を創れないだろうか。それは場所に対する人びとの感覚を拡張するインタフェースデザインだ。

小川克彦研究室では

研究会のメンバー新たな場所メディアをつくることを狙いとしている。場所メディアのコンセプトを考え、自分たちでサービスを企画し、システムに組み上げる。そして、実際に自分たちで場所メディアを使いながら改良していく。

分析する人、提案する人、設計する人、開発する人、使用する人、評価する人。研究室のメンバーにはこれらすべての立場でシステムを語れる人になってほしい。