08年08月29日
ITとアートやデザインを結びつけ街や暮らしに活かすアーバンコンピューティングフォーラムの活動をご紹介すると共に、今年のSIGGRAPHとアルスエレクトロニカの報告会を行います。
IT(情報技術)は、いろいろなものを便利にしたり性能をよくしたりするだけのものではありません。これからは、私たちの街や暮らしのなかで、楽しさやきれいなものや気持ちのいいことをふやしていくために、ITを活かしていくことが大切です。
アーバンコンピューティングフォーラムでは、IT、都市、建築、アート、デザイン等の領域で横断的に活動しているひとびとを結びつけ、新しいアプローチによる知の結集を目指しています。このたび、パナソニックセンター東京を会場として、第1回目のシンポジウムを開催することになりました。
基調講演は、慶應義塾大学環境情報学部の小川克彦教授による「街と暮らし、ITデザインが楽しくする未来」です。ITとデザインを結びつける文理融合の新しい教育にご興味をお持ちの保護者の方々をはじめ、一般の皆さまにもわかりやすく語っていただきます。
また、今回のシンポジウムでは、SIGGRAPHとアルスエレクトロニカのご紹介と今年の開催内容を速報します。
SIGGRAPHは、毎年アメリカで開催されるコンピュータグラフィックスの学会です。デジタルガジェットを紹介するブログ「安藤日記」で有名な安藤幸央さんをゲストに、今年のSIGGRAPHでみつけた面白いモノ・コトを速報します。
アルスエレクトロニカは、毎年オーストリアのリンツ市で開催されるテクノロジーとアートを結びつけるフェスティバルです。東京都現代美術館学芸員の森山朋絵さんと、慶應義塾大学環境情報学部の中西泰人准教授が、今年のアルスエレクトロニカの魅力を速報します。今回、インタラクティブアート部門で、短歌とインタラクティブアートを融合させた作品が入選した歌人の穂村弘さんと石井陽子さんを特別ゲストに迎え、日本のアーティストの活躍をご紹介します。
アーバンコンピューティングフォーラム事務局
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