2008年度 - 池田 美穂(環境情報学部)
情報社会化が進み、日本人のコミュニケーションの形が大いに変わってしまった。IT化によって受けた恩恵はもちろんあるが、弊害の方が現時点においては大きいように感じられる。私は現在のコミュニケーションの形が主に1対1の形で行われていることに注目し、現代人のコミュニケーション下手を解決する方法としてnコミュニケーションの活性化を提案したい。
nコミュニケーションとは、3人以上10数人以下の少人数のグループで行われるコミュニケーションである。実際の社会(学校や会社、家庭など)のリアルな空間で行われるコミュニケーションは、そのように複数人の間で行われることが主である。メディアを通すコミュニケーションにおいても、2人ではなくそれ以上の(かといって不特定多数ではない)人数でコミュニケーションをとったほうがより自然な形なのではないかと考える。
この論文においては、過去におけるnコミュニケーションと現存のnコミュニケーションの現状・種類を通し、今後nコミュニケーションが活性化するための条件や、nコミュニケーションがどうやって人々の精神面における生活を豊かにしていけるかを考える。
「nコミュニケーションの事例分析とデザイン指針の研究」(PDF)
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