2008年度 - 伊藤 可久(環境情報学部)
本研究は、鉄道のように本人が静止しているが空間が移動する状況において、位置に応じて空間が持っている情報を提供する情報配信サービスを構築するためのプラットフォームを為すものである。
現在、電車内で携帯電話を利用する乗客は多いが、電車の特性を活かした機能やサービスは少ない。そこで、携帯電話のGPS等のセンサーによって取得される緯度・経度という二次元の位置情報を、一次元の鉄道路線上の位置に変換することで、より適切な位置・タイミングで情報を提供する訴求力の高いサービスの実現を目指した。
基礎的な機能として、数値地図を利用した鉄道路線のベクターデータの作成及び、線路上での距離の推定によって位置情報を変換するRESTの実装を試作し、有効性を検証した。
「『車窓メディア』のプラットフォーム:一次元の位置情報による移動体向け情報配信の最適化」(PDF)
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