2008年度 - 泊 佳孝(環境情報学部)/福島 健祐(環境情報学部)
私たちは日常生活の中で、公共空間や飲食店、デパートなどありとあらゆる場所で、様々な空間演出に囲まれている。
今回私たちは「カフェ」における空間演出に着目した。多くの人にとって、カフェ空間は食事と同時に「会話」を楽しむ空間であり、相手と向き合って話すことのできる数少ない空間である。
しかし現在のカフェ空間では、各テーブルごとに会話の盛り上がりや場の雰囲気は様々であるにも関わらず、依然として照明効果やインテリア、背景音楽(バックグラウンドミュージック)など、演出方法は全て空間全体で統一されている。そこで私たちは、一つの空間の中で様々なコミュニケーションが存在するカフェ空間において、より個々の「場」に着目した空間演出を提案する。
本論文では、各テーブルの会話の盛り上がりによって、背景音楽の曲調が自動的に変化する音響システム「UNITONE」を提案し、コンテンツの実装を試みる。UNITONEは、個々の「場」と同期した背景音楽によって、人々のコミュニケーションの活性化を促す、新しい空間演出を目指す。
「2者の対話および心拍変動と同期した背景音楽による空間演出-カフェテーブル型コミュニケーションツール"UNITONE"-」(PDF)
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