つまみ

アウトプット

デジタルノート「ぷらのーと」の開発-問題制作・解答ができる学習ツール-

2008年度 - 豊田 洋明(環境情報学部)

概要

蓄積、実践の2 つの用途に使うことのできるデジタルノート、「ぷらのーと」を開発した。蓄積とはノートを書き溜めることを、実践とはノートを使用して知識を定着させるために行う学習のことを表す。本論文では、その制作に至る事前調査、実際のアプリケーションの概要、及びアプリケーションの評価を述べる。

紙のノートに関する事前調査では、著者自身の学習経験から、紙のノートの検索、保存に関する問題を提起した。更に、アンケート調査から紙のノートに関する問題点を集め、検索、修正、保存について多くの利用者が不満をもっていることが明らかになった。次に、デジタルノートが紙のノートの問題点を解決するものか、実際にデジタルノートで授業ノートを制作したところ、紙のノートの問題点をおおよそ解決することがわかった。

そこで、デジタルノートに関するアンケート調査を行い、デジタルノートの更なる利点と欠点を見つけた。さらに、関連研究調査を行い、現在どのようなデジタルノートが開発されているかを調べ、そこから参考にすべき点を探した。その結果、ノートにおける実践に着目したデジタルノートが少ないことから、穴埋め問題機能をもつ「ぷらのーと」を開発することを決めた。

「ぷらのーと」は事前調査での紙のノートの問題を解決する、蓄積、検索、修正機能と、穴埋め問題機能による実践、加えて他のユーザーとの共同作業機能をもつデジタルノートである。評価実験では、「ぷらのーと」と紙のノートの学習効果を測定したが、紙のノートの方が優位性があるという結果に終わった。問題点としては、入力の難しさ、インターネット環境に依存するなどの原因があると考察した。以上の研究の詳細を本論文に記す。

全文

「デジタルノート「ぷらのーと」の開発-問題制作・解答ができる学習ツール-」(PDF)
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