2009年度 - 古坂 美峰(環境情報学部)
サウンドスケープとは1970 年代にレイモンド・マリー・シェーファーによって提唱された⾳の概念である。それから30 年以上たった現在でも、シェーファーの提唱が大きく根付いており、サウンドスケープ論自体にさほど大きな変化はない。しかし、この30 年の間われわれの世界は大きく変容した。特にデジタル技術に関しては⾶躍的に進化し、それに伴ってわれわれの⽣活も30 年前とは違っている部分が多々存在する。この論⽂ではサウンドスケープとわれわれの⽣活の過去と現在に注目し、サウンドスケープの新しい楽しみ⽅を考えたい。