つまみ

アウトプット

学習を支援する情報検索方式 「Feeling Target Bar」の提案

2009年度 - 中村 愛実(環境情報学部)

概要

インターネットは中高校生にとっても身近な存在となった。しかしこれだけインターネットが身近になったにも関わらずいつも悪質なことに使われることばかりクローズアップされ、なぜもっと学習面での活用がなされていないのだろう。その理由は学習面での利用に関しては学習教材の検索の際に疑問をキーワードで表す難しさや教材の著作権の曖昧さ、学習教材を保管や共有ができていない現状である。

今後求められるものとして、これだけ多くの情報が簡単に手に入れられるようになった中で、簡単に得られる膨大な情報の中から自分に必要な情報を検索する能力と得た情報をどう集約するかの能力の2つが必要となり、学習面での活用につながるのではないかと考える。

本論文ではそうした問題の中から「検索の自分の疑問を表すキーワード入力の難しさを解消する」ための「学習を支援する情報検索インタフェース」を提案する。

一度プロトタイプを作成した後、その実験結果を踏まえて、最終的に今回は教科書や参考書の本文の重要事項や索引をもとに、目次を軸としてキーワードを1次元に配置することで、ユーザーが感覚的にインターネット検索できるインタフェースを実装した。今回はこのインタフェースを使って社会の歴史勉強をすることを想定した実験を行い、その検索行動分析結果と今後の展望について述べる。

全文

学習を支援する情報検索方式 「Feeling Target Bar」の提案(PDF)
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