2010年度 - 反保 映子(環境情報学部)
本稿では、自動車内の気まずい空間を話題が絶えない活気ある空間に変えることを目的に,会話が途切れた気まずい空間が生じると、話題のキーワードを表示する話題提供システムを提案する。
自動車内という空間は特徴的な空間である。道路という公共空間の上を走っているにもかかわらず、その車内というのはプライベートな空間で、外の空間と隔絶されている。また、複数人で乗車する際は、同乗者との距離が近くなってしまう。そのため,気まずい状況がしばしば起こりやすい空間だと言える。
気まずさという言葉は非常に曖昧なものであり、気まずい状況も多岐にわたる。そこで、気まずさの発生要因ついて言及し、それを踏まえ、話題提供システムを提案する。
その後、話題提供システムを使用した評価実験を行いその分析と今後の可能性について述べる。
キーワード:話題提供,自動車内空間,沈黙,気まずさ,「間」
自動車内における気まずさ解消のための話題提供システム(PDF)
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